素足のバーマン

「ビルマの聖なる猫」と言われる猫、バーマン。その兄弟の日常を愛情たっぷりで綴ります。

うにロス

あれから1年…。

触れることが叶わない日々。

 

うにを失った衝撃は凄まじく、

心の整理ができないまま1年が過ぎた。

 

日常を過ごす中で、

思い出しては悲しんでいる自分と、

反面、普通に仕事をしている自分がいる。

 

ただ、時間だけが過ぎた感じだ。

 

 

そんな時、ある人が言った。

 

「亡くなった猫の声が聞こえたとか、気配を感じたとか聞くけれど、全くうにの気配とか全く感じないんだよね。近くにいないのかなぁ。」と話すと、「それは成仏している証拠ですよ。」と、さらりと言ってのけた。

 

「えっ⁉︎ そうなの?」

「そうですよ。」と言い切った。

 

自分にそんな発想がなかっただけに、

なぜか、救われた気がした。

 

泣いた。

 

それからか、朝、蜘蛛を見ることが多くなった気がする。

ただ気づかなかっただけかもしれないけど。

 

お釈迦様の使いと言われている蜘蛛。

 

なんだかその蜘蛛がうにだと思うようになり、見つけると、うにが会いに来たんだと勝手に解釈している。

 

蜘蛛=お釈迦様=うに

かなりポジティブ。

 

 

はくも兄弟を失って寂しいに違いない。

 

が、一人っ子となり、ご飯を横取りされることもなくなり、暖房器具を独占する完全なるゆとり世代となった。

 

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元気でいてくれて、ありがとう。

 

長生きしてね。